vintage sweat を選ぶ
リバースウィーブの人気に火がついて久しい昨今、価格高騰も落ち着きを見せる中で、その次に注目されつつあるのがヴィンテージスウェットではないかと思います。
ここではリバースウィーブではなく、ヴィンテージスウェットを選びたい理由について皆さんに伝えしていきたいと思います。
ヴィンテージスウェットを選ぶ理由3選
①リバースウィーブよりもレア
リバースウィーブの中でも著しく価格高騰したアイテムといえばミリタリー系のものが挙げられますが、そのほとんどが70s以降の比較的年代が新しいもので、数が増える事こそありませんが、実際のところ球数は比較的豊富である事が考えられます。
その理由としては、先にも述べた通り年代が比較的新しいという点と、軍がオーダーしたものなので、かなりの数生産されていたはずだという推察、更に言えばメルカリやヤフオク等で検索すると、まだまだ市場には取引されている個体が散見されるという事に裏付けられるのではないかと思います。
②champion以外にもメーカーが存在する
古着好きというよりマニアの域になってくるのですが、チャンピオンのタグは時代とともに少しずつデザインを変えており、そのちょっとした違いを知っている事で、個体の年代や価値を鑑定できるという事は、古着の醍醐味の一つではないでしょうか。
リバースのタグだけでも、デカランタグ、ランタグ、タタキタグ、単色タグ、トリコタグ、刺繍タグと、多種類のタグが存在するのですから、複数ブランドによって構成されているスウェット沼はさらに深くて、マニアックなヴィンテージラバーの知的好奇心を満たすには十分といえる奥深い世界がそこには広がっているわけです。
数年前に発行されたスウェットのムック本が高価で売買されているという事がは、まさにそのことを物語っていると私は思います。
③他と差別化したい
単純な話で、ここ数年で爆発的な人気になったリバースウィーブですが、私たち40代の感覚からすれば80s以降の比較的新しい年代はレギュラー古着としての位置づけでした。
ここまで人気が高くなってしまうと、ちょっと白けてしまうのが正直なところで、同じ高い金額出すならば、もっと球数が少なくて他と差別化できる、ヴィンテージスウェットを選びたいと思うのはヴィンテージマニアにとっては、ごくごく当たり前なことではないかと思います。
確かに、リバースの方が大きめの造りで縮みも少ないので、着られるサイズのものも多いのですが、アームホールが太くて肉厚という特徴から、ゆるダボに着る事が多くなってしまいます。
しかし70s以前のスウェットは、ラグランやフリーダムスリーブ等といった比較的体にフィットするような造りになっており、やせ型体形のひとでもジャスト目に着られて、合わせ方によってはキレイ目にスタイリングすることも十分可能です。
vintageアイテムをスタイリッシュにコーディネートする為には、合わせるアイテムのチョイスに気を付けなければいけませんが、その最適解を見出すのも楽しみの一つかと思います。
着画に挙げているものは割と状態が良いアイテムですが、ヴィンスウェのボロをコーディネートしている上級者なんて、めちゃくちゃカッコいいと思います。
まとめ
トレンドが生み出す付加価値は時として相場の急落を迎える事がある側面があります。
ヴィンテージスウェットの最も魅力的なところは、希少性の高さに付加価値がついている事にありますす。
リバースウィーブの価格高騰とは違って、現在の相場は段階的に上昇してきた価格ですので、急激に価値を失う事は考えにくいのは元より、今後値打ちが上がっても下がることは無いのではないかと考えるバイヤーもいるぐらいです。
リセールバリューや、ステータスを考えてもヴィンスウェはこれから徐々に熱くなっていくのではないかと。